後場に注目すべき3つのポイント~円高加速が嫌気されて36000円割れ

2024年9月17日 12:28

*12:28JST 後場に注目すべき3つのポイント~円高加速が嫌気されて36000円割れ
17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は大幅続落、円高加速が嫌気されて36000円割れ
・ドル・円は反落、日本株安で円買い
・値下り寄与トップは東京エレクトロン<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0803500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8035></a>、同2位はアドバンテスト<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0685700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6857></a>

■日経平均は大幅続落、円高加速が嫌気されて36000円割れ

日経平均は大幅続落。前営業日比753.22円安(-2.06%)の35828.54円(出来高概算9億1000万株)で前場の取引を終えている。

16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は228.30ドル高(+0.55%)の41622.08ドル、ナスダックは91.85ポイント安(-0.52%)の17592.13、S&P500は7.07ポイント高(+0.13%)の5633.09で取引を終了した。今週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)待ちで様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。9月NY連銀製造業景気指数が約1年ぶりに拡大域に回復し、ソフトランディング期待に支えられた買いを受けて、ダウは上昇し史上最高値を更新した。一方、ナスダックは携帯端末のアップルの下落が重しとなり、終日軟調に推移した。

米国株まちまちのなか、為替の円高進行一服を受けて、連休明けの東京市場はやや買い戻し優勢でスタートした。日経平均は前営業日比小幅高で寄り付いたが、為替が1ドル140円30銭台と再び円高推移となったことが嫌気されて、輸出関連銘柄など主力株が下げ幅を拡大。米ハイテク株の下げも影響して半導体株が弱く、日経平均は36000円台を割り込んで前場の取引を終えた。

日経平均採用銘柄では、東京エレクトロン<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0803500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8035></a>、アドバンテスト<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0685700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6857></a>、ルネサスエレクトロニクス<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0672300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6723></a>、レーザーテック<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0692000?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6920></a>など半導体関連の下げが目立ったほか、りそなHD<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0830800?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8308></a>、第一生命HD<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0875000?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8750></a>、東京海上<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0876600?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8766></a>、野村<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0860400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8604></a>、みずほ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0841100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8411></a>など金融株も売られた。このほか、TDK<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0676200?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6762></a>、ディスコ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0614600?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6146></a>、SUMCO<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0343600?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><3436></a>、村田製作所<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0698100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6981></a>などが下落。

一方、日本郵船<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0910100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><9101></a>、川崎汽船<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0910700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><9107></a>、商船三井<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0910400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><9104></a>など海運株がしっかりだったほか、国内証券会社が目標株価を引き上げたことで住友化学<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0400500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4005></a>が堅調。このほか、サッポロHD<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0250100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><2501></a>、ニチレイ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0287100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><2871></a>、イオン<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0826700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8267></a>、日本ハム<2282>など円高メリット銘柄の一角が買われた。

業種別では、保険業、銀行業、電気機器、証券・商品先物取引業、輸送用機器などが下落した一方、海運業、水産・農林業、空運業、倉庫・運輸関連業、陸運業などが上昇した。

債券市場では、米金利低下を受けて10年債利回りが0.825%まで低下しており金融株の下げ要因となっている。16日時点のシカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ(CME)が算出するFed Watchツールでは、0.25%利下げ予想が33%、0.50%利下げ予想が67%とダブルスコアまで差が拡大。市場では、FOMCで0.25%の利下げに留まった際、史上最高値圏にある米国株が急落する可能性も指摘されており、日経平均の下押し要因となっているようだ。後場の東京時間も、為替市場を横目に見た神経質な地合いとなろう。為替が1ドル139円台に突入した場合、日経平均一段安の可能性は十分あるので警戒したい。

■ドル・円は反落、日本株安で円買い

17日午前の東京市場でドル・円は反落。序盤はドルの値ごろ感から買戻しが強まり、一時141円23銭まで値を切り上げた。ただ、その後は米大幅利下げ観測によるドル売りが再開。また、3連休明けの東京市場で日本株売りに振れ、円買い地合いを強めた。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は140円32銭から141円23銭、ユーロ・円は156円18銭から157円10銭、ユーロ・ドルは1.1123ドルから1.1131ドル。

■後場のチェック銘柄

・モルフォ<3653>、フライトソリューションズ<3753>など、8銘柄がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

・値下り寄与トップは東京エレクトロン<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0803500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8035></a>、同2位はアドバンテスト<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0685700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6857></a>

■経済指標・要人発言

【経済指標】

・米・9月NY連銀製造業景気指数:11.5(予想:-4.0、8月:-4.7)

【要人発言】

・鈴木財務相
「為替の急激な動きは望ましくない」
「注意を払いながらしっかり見ていくのが基本スタンス」
「為替はプラスとマイナス、双方の影響がある」

<国内>
・特になし

<海外>
・米連邦公開市場委員会(FOMC、18日まで)
・中国本土市場休場

_《CS》

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