新宿の「ビックロ」跡にユニクロが10月再出店、グローバル旗艦店オープンへ

2024年9月17日 16:09

 JR新宿駅東口の商業施設「ビックロ」跡(東京都新宿区新宿)に、ファストファッションのユニクロが再出店し、グローバル旗艦店となる「ユニクロ新宿本店」を10月25日にオープンする。新宿地区へのユニクロ出店はこれが5店舗目。訪日外国人観光客の復活で需要が高まったと判断したとみられる。

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 ユニクロ新宿本店は、売り場面積約4,000平方メートル。前回の出店と同様にMI新宿ビル本館の1~3階に入居する。ウィメンズ、メンズ、ベビー、キッズ分野の多彩な衣料品を販売する計画。新宿地区には「新宿西口店」、「新宿高島屋店」、「新宿東南口フラッグス店」、「新宿三丁目店」が営業しているが、エリアを代表するユニクロの店舗として再出店する。

 ビックロは家電量販店大手の「ビックカメラ」とユニクロが共同出店した商業施設。三越新宿アルコット店が入っていた地下4階、地上8階建てのMI新宿ビル本館を、ビックカメラが三越伊勢丹ホールディングスから借り上げ、2012年にオープンした。

 核店舗は「ビックカメラ新宿東口店」、「ユニクロ新宿東口店」。家電と衣料品を並べて販売する相乗効果を狙って1階を共同売り場とするなど、ビックカメラとユニクロのシームレスな店舗づくりが話題になり、コロナ禍前には大勢の訪日客らでごった返していた。

 しかしコロナ禍で訪日客が途絶え、客足が遠のく中、ユニクロが定期借地権契約切れを機に2022年で撤退し、ビックロの名称が消えた。ビックカメラはそのまま営業を続けている。

 コロナ禍が一段落する中、新宿地区は連日、多数の訪日客が押し寄せ、円安を背景に高い購買力を示している。ユニクロは新宿地区の購買需要が再び高まってきたと判断したもようで、最新、最高の売り場で買い物体験を提供するとしている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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