【株式市場】日経平均は251円安となり反落、米利下げ幅拡大なら円高強まる公算とされ様子見姿勢
2024年9月13日 16:35
【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】
◆日経平均は3万6581円76銭(251円51銭安)、TOPIXは2571.14ポイント(21.36ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は朝SQ売買が加わった割に伸びず17億3770万株
9月13日(金)後場の東京株式市場は、米国の来週の金融政策会合(17~18日)で利下げ幅が0.5%に拡大するとの観測があるとされ、利下げ幅が大きい場合は円高圧力も大きくなるため警戒感が言われ、材料株などの選別物色が強まった。東京計器<7721>(東証プライム)は防衛予算の拡大期待や画像AI検査システムへの期待などで一段と強含み、三菱重<7011>(東証プライム)も一段ジリ高。資生堂<4911>(東証プライム)や高島屋<8233>(東証プライム)も一段水準を上げた。日経平均は取引開始から14時頃までは下げ幅200円台で小動きを続け、14時過ぎに持ち直す場面があったが押し戻され、大引けは前日の8日ぶり反発から反落となった。
後場は、エル・ティー・エス<6560>(東証プライム)が一段と上げ、ホームページの取引実績に東急建設を追加などで注目強まった様子。石原ケミカル<4462>(東証プライム)は14時に発表した自社株買いと消却が好感されて出直り急激。テノHD<7037>(東証スタンダード)は9月締めの第3四半期好調の見方で一段と上げ一時ストップ高。SYSホールディングス<3988>(東証スタンダード)は前引け後に発表した決算と今期予想が好感され一段高。ジェイック<7073>(東証グロース)は13時に発表した四半期決算が好感されて急伸しストップ高。ピー・ビーシステムズ<4447>(東証グロース)は発行株数の5%規模の自社株買いが好感され前場の上げ幅を保って推移。
東証プライム市場の出来高概算は朝にSQ売買が加わった割に伸びず17億3770万株(前引けは10億2716万株)、売買代金は4兆2173億円(同2兆5229億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は358(前引けは377)銘柄、値下がり銘柄数は1284(同1206)銘柄。
東証33業種別指数は6業種(前引けは4業種)が値上がりし、海運、鉱業、鉄鋼、空運、機械、非鉄金属が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)