サイオス Research Memo(4):2024年12月期は売上高を上方修正、各利益は3期ぶりに黒字転換する見通し
2024年9月12日 12:04
*12:04JST サイオス Research Memo(4):2024年12月期は売上高を上方修正、各利益は3期ぶりに黒字転換する見通し
■サイオス<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0374400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><3744></a>の今後の見通し
1. 2024年12月期の業績見通し
2024年12月期の連結業績は、売上高で前期比25.9%増の20,000百万円、営業利益で250百万円(前期は208百万円の損失)、経常利益で330百万円(同15百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益で220百万円(同18百万円の損失)を見込み、各利益は3期ぶりに黒字転換する見通し。KPIとしているEBITDAも310百万円(前期は147百万円の損失)と黒字に転じ、ROICは11.6%(同-10.1%)と大きく改善する計画だ。
売上高はRed Hat, Inc.関連商品の伸長により期初計画の16,600百万円から上方修正したが、各利益は据え置いた。2024年後半は金利上昇等による企業のIT投資マインドの変化が懸念されるものの、現状は需要動向に変化はなく、引き続き主力製品となる「LifeKeeper」や「Gluegentシリーズ」の伸長並びにコスト低減に取り組んでいく。
下期の営業利益が268百万円と上期比で大きく増益となる見込みだが、同社の収益が下期偏重型であることに加えて、下期も研究開発費等のコスト削減に取り組むことにより計画達成を目指す。事業セグメント別では、オープンシステム基盤事業、アプリケーション事業ともに増収増益を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《HN》