【株式市場】日経平均は175円安、円高が次第に後退し5日続落だが前引けの778円安から大きく回復

2024年9月9日 16:26

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万6215円75銭(175円72銭安)、TOPIXは2579.73ポイント(17.69ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は18億135万株

 9月9日(月)後場の東京株式市場は、円高が次第に鈍化し、ホンダ<7267>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)が下げ幅を縮めて推移。東京エレク<8035>(東証プライム)も前日比では安いままだが高値引け。ソニーG<6758>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)も回復気味に推移した。日本航空<9201>(東証プライム)は一段と上げ、第一三共<4568>(東証プライム)も一段と上げ直近6日続落とあって自律反騰の見方。日経平均は前引けから200円近く値を戻して始まり、終盤までジリ高基調のまま持ち直し、大引けは5日続落だが175円安にとどまった。

 後場は、常磐興産<9675>(東証スタンダード)が急伸して始まり大引けまでストップ高買い気配。米投資ファンドのフォートレスによる買収を検討との報道と肯定の開示を材料視。ニッスイ<1332>(東証プライム)は13時半頃から小高くなるなど水産株が上げ、ひと頃に比べて円安が是正され海外での買い負けが減る期待。能美防災<6744>(東証プライム)が一段と上げ大阪IR(カジノ統合リゾート)着工に期待。櫻島埠頭<9353>(東証スタンダード)はストップ高。エッジテクノ<4268>(東証グロース)は千葉銀<8331>(東証プライム)によるTOB(株式公開買付)で急伸しストップ高。ビーマップ<4316>(東証グロース)は再びストップ高で一段高となり引き続き外資都の工場FAソリューション開発に期待継続。

 東証プライム市場の出来高概算は18億135万株(前引けは9億4614万株)、売買代金は4兆626億円(同2兆331億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は536(前引けは282)銘柄、値下がり銘柄数は1074(同1326)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種が値上がり(前引けは全33業種が値下がり)し、空運、精密機器、食料品、サービス、医薬品、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事

最新記事