【株式市場】日経平均は83円高、半導体関連株など後場次第に強張り2日続伸
2024年8月28日 16:25
【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】
◆日経平均は3万8371円76銭(83円14銭高)、TOPIXは2692.12ポイント(11.32ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億7271万株
8月28日(水)後場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)が一段ジリ高となって高値引けなど、半導体関連株が米エヌビディアの四半期決算発表を先取るように強い値動きとなり、NYダウの連日最高値などを受け日立<6501>(東証プライム)も一段高、三菱重<7011>(東証プライム)は次第に戻して小幅高など景気敏感型の銘柄も強い相場となった。ホンダ<7267>(東証プライム)やブリヂストン<5108>(東証プライム)も一段ジリ高。日経平均は徐々に下げ幅を縮め、13時半頃には小高くなり、一進一退のあと大引け間際に111円29銭高(3万8399円91銭)まで上げて大引けも2日続伸となった。
後場は、理研計器<7734>(東証プライム)が一段高となりトヨタ<7203>(東証プライム)と独BMWの水素燃料車に関する提携報道を受けて気体・液体センサーに期待。ミガロHD<5535>(東証プライム)は14時頃から急伸し、顔認証プラットフォームと三菱地所<8802>(東証プライム)の総合スマートホームサービスが共同で推進する取り組みが都市型レジデンスに標準採用との発表を好感。アウンコンサル<2459>(東証スタンダード)は8月締めの第1四半期好調の見方で急伸し前場ストップ高まで上げたまま大引けまで買い気配。雨風太陽<5616>(東証グロース)は急激な出直りとなり、ここ品不足が言われるコメも入手できるとあって後場一段高。地盤ネットHD<6072>(東証グロース)は台風の多い年が出番とされ活況高。エスネットワークス<5867>(東証グロース)は14時の自社株買い発表が好感され一時急伸。
東証プライム市場の出来高概算は13億7271万株(前引けは6億9883万株)、売買代金は3兆2681億円(同1兆6364億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は600(前引けは384)銘柄、値下がり銘柄数は989(同1211)銘柄。
東証33業種別指数は16業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がり率上位は、郵送用機器、電気機器、保険、医薬品、精密機器、ゴム製品、サービス、銀行、非鉄金属、食料品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)