【株式市場】前場の日経平均は89円安、朝方の49円高を上値に重いが個別物色は活発

2024年8月28日 12:27

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8199円52銭(89円10銭安)、TOPIXは2678.53ポイント(2.27ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億9883万株

 8月28日(水)前場の東京株式市場は、米エヌビディアの四半期決算発表を米国28日に控え、アドバンテスト<6857>(東証プライム)が3%高など半導体関連株の中に値上がりする銘柄が見受けられ、独BMWとの提携が伝えられたトヨタ<7203>(東証プライム)など自動車株も一部を除いて堅調、NYダウの2日連続最高値を受け、ソニーG<6758>(東証プライム)は「PS5」の値上げも材料視されたようで続伸。日経平均は取引開始直後の49円88銭高(3万8338円50銭)を上値に総じて軟調小動きとなり、前引けは89円安となった。

 楽天グループ<4755>(東証プライム)が2022年4月以来の1000円台に進み大手証券による投資評価アップや日本航空<9201>(東証プライム)などと展開する旅行プランの利用者数500万人突破など材料視。平田機工<6258>(東証プライム)は大口受注が材料視され大幅出直り。オルトプラス<3672>(東証スタンダード)は「ニンテンドースイッチ」用に開発中のゲームソフトに関する発表が注目され一時ストップ高。KLASS<6233>(東証スタンダード)と安永<7271>(東証スタンダード)は急伸ストップ高となりトヨタと独BMWの全面提携報道に触発され連想買いの見方。ファンペップ<4881>(東証グロース)は米国での特許取得が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億9883万株、売買代金は1兆6364億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は384銘柄、値下がり銘柄数は1211銘柄。

 東証33業種別指数は7業種が値上がりし、郵送用機器、医薬品、精密機器、保険、サービス、ゴム製品、銀行、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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