京都国際が初優勝 延長タイブレークの熱戦制す 全国高校野球大会
2024年8月23日 15:51
23日、兵庫県・阪神甲子園球場で第106回全国高校野球選手権大会の決勝戦が行われ、京都国際(京都)が関東第一(東東京)に2-1で勝利し、春夏を通して初優勝した。両校とも勝てば初優勝となる試合だったが、京都国際がタイブレークの末の熱戦を制した。
試合は、どちらも9回までチャンスを作りながらも無得点の緊迫した投手戦となり、決勝戦では初の延長タイブレークとなった。10回表に2点を奪った京都国際が、その裏の関東第一の反撃を1点に抑え逃げ切った。
初回から両チーム投手を中心に粘り強い守備で、無得点のイニングが続く。関東第一は7回より、投手を先発の畠中からエースの坂井に交代させる。
9回表、京都国際は2アウト1塁3塁のチャンスを作るも無得点、関東第一もその裏、2アウト満塁のチャンスを作るも無得点。延長タイブレークに突入した。
10回表、ノーアウト1塁2塁から始めるタイブレークで、京都国際はレフト前ヒットで満塁とする。ここで押し出しのフォアボールで先制すると、関東第一は投手を大後に交代させる。さらにライトへの犠牲フライで1点を追加、2点をリードする。
10回裏、京都国際は投手を先発の中崎から今大会23イニング無失点の西村一毅に交代させる。
関東第一は送りバントを成功させるとエラーを誘い、ノーアウト満塁とする。ここでショートゴロの間に1点を返す。さらにフォアボールで満塁とするも、ファーストゴロと三振で試合終了、2点目は奪えなかった。