【株式市場】前場の日経平均は93円安、朝方は円安など好感されたが日銀総裁発言など注視され様子見

2024年8月23日 12:41

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8117円44銭(93円57銭安)、TOPIXは2667.50ポイント(3.90ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億3740万株

 8月23日(金)前場の東京株式市場は、円安が好感されてホンダ<7267>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)などが高く始まったものの、NY株の反落に加え、午前中に日銀総裁が衆議院で答弁する予定のため様子見姿勢があり、全体に伸びきれない相場となった。中で、大成建<1801>(東証プライム)などの建設株が大手証券の投資判断や新技術のニュース開示などを受けて堅調に推移し、シャープ<6753>(東証プライム)はソフトバンクG<9984>(東証プライム)の出資観測報道などで活況高。タカラバイオ<4974>(東証プライム)などバイオ株も総じて高い。日経平均は取引開始後に159円69銭高(3万8370円70銭)まで上げたが、次第に値を消して午前11時には157円54銭安(3万8053円47銭)まで軟化し、前引けも軟調だった。

 日伝<9902>(東証プライム)が再び大きく出直り業績好調観測など出ているもよう。川本産業<3604>(東証スタンダード)はストップ高となり「エムポックス」の感染拡大報道を受け手注目強まり連想買いでアゼアス<3161>(東証スタンダード)、プレシジョン・システムS<7707>(東証グロース)なども活況高。Will Smart<175A>(東証グロース)は運行表示システム拡大による業績上振れ期待などあるようで2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億3740万株、売買代金は1兆6581億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は699銘柄、値下がり銘柄数は880銘柄。

 東証33業種別指数は19業種が値上がりし、建設、精密機器、その他金融、石油石炭、倉庫運輸、金属製品、電力ガス、医薬品、陸運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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