【株式市場】日経平均は111円安で反落、主力株の戻り強く後場一時36円安まで持ち直す
2024年8月21日 16:42
【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】
◆日経平均は3万7951円80銭(111円12銭安)、TOPIXは2664.86ポイント(5.68ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は少な目で13億9035万株
8月21日(水)後場の東京株式市場は、前場の円高傾向が正午頃から一服したためか、トヨタ<7203>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)などが大きく持ち直して始まり、日本製鉄<5401>(東証プライム)も下げ幅を縮めて推移した。日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株も終盤にかけて上げ潮となった。カナダ企業からの買収を受け入れるか検討中のセブン&アイHD<3382>(東証プライム)も反発幅を一段拡大。日経平均は前引けから80円ほど戻して178円安で始まり、14時にかけて本日の高値になる3万8026円02銭(36円90銭安)まで回復したが大引けは戻しきれず前日比で反落した。
後場は、レオパレス21<8848>(東証プライム)が一段と強含みJTBの旅行関連動画の視聴拡大による集客などに期待。チェンジHD<3962>(東証プライム)は一段と上げ、ふるさと納税の返礼品が最短翌日に届く新サイト開設など好感。日創プロニティ<3440>(東証スタンダード)は業績・配当予想の増額など好感され一段高。Fusic<5256>(東証グロース)は宇宙ビジネス向けクラウドサービスなど材料視されストップ高。
21日に新規上場となったオプロ<228A>(東証グロース)は、公開価格1300円を29%上回る1673円で初値をつけ、後場寄り後に1838円(公開価格の42%高)まで上げ手売買交錯となり大引けは1601円だった。
東証プライム市場の出来高概算は少な目で13億9035万株(前引けは6億9537万株)、売買代金は3兆4629億円(同1兆7547億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は480(前引けは349)銘柄、値下がり銘柄数は1115(同1259)銘柄。
東証33業種別指数は9業種(前引けは3業種)が値上がりし、精密機器、空運、サービス、その他製品、小売り、海運、倉庫運輸、電気機器、などが値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)