【株式市場】前場の日経平均は257円安、NY株の反落や円高を受け朝方は一時457円安

2024年8月21日 12:19

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万7805円35銭(257円57銭安)、TOPIXは2655.29ポイント(15.25ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は少な目で6億9537万株

 8月21日(水)前場の東京株式市場は、NY株式市場でのダウ6日ぶり反落やNASDAQの9日ぶり反落、円高などを受けて鉄鋼、自動車、重工、半導体、電子部品、大手商社株などが軒並み安く始まり、日経平均は反落模様となった。ただ、ソニーG<6758>(東証プライム)や日立<6501>(東証プライム)、キヤノン<7751>(東証プライム)などはほどなく堅調相場に転換し、キヤノンは自社株買いなど好感され2008年以来の高値を連日更新。セブン&アイHD<3382>(東証プライム)は反発。日経平均は午前9時半頃に457円09銭安(3万7605円83銭)まで下押したが、その後は下げ幅300円台で推移し、前引けにかけて一段持ち直した。

 キャリアデザイン<2410>(東証プライム)が一段と出直り配当方針の変更と9月期末配当の増配を好感。メガチップス<6875>(東証プライム)も大きく出直り発行株数の5%超の規模の自社株買いなど好感。ウインテスト<6721>(東証スタンダード)は大口受注の可能性などに想像が働いているとかで急伸。フィットイージー<212A>(東証スタンダード)はO2ルーム(酸素ルーム)や岩盤浴もあるフィットネスが人気とかで出直り拡大。デジタルプラス<3691>(東証グロース)はデジタルギフトシステムが上場会社の株主優待に採用されたとの発表など注目されストップ高。

 新規上場となったオプロ<228A>(東証グロース)は、公開価格1300円を29%上回る1673円で初値をつけ、その後1830円(公開価格の41%高)まで上げる場面を見せて前引けも1820円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は少な目で6億9537万株、売買代金は1兆7547億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は349銘柄、値下がり銘柄数は1259銘柄。

 東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、空運、精密機器、サービス、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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