日経VI:低下、株価堅調で警戒感が緩和
2024年8月20日 16:05
*16:05JST 日経VI:低下、株価堅調で警戒感が緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は20日、前日比-1.91(低下率6.47%)の27.61と低下した。なお、高値は29.34、安値は27.27。今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まり、取引開始後も概ね堅調に推移した。一方、今週は、23日の衆参両院の閉会中審査での植田日銀総裁の発言や、同じく23日の「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演など、重要イベントが控えており、これらに対する警戒感も意識されているが、今日は株価が堅調で、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和。日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》