シンバイオ製薬 注射剤ブリンシドフォビルによる悪性リンパ腫患者を対象に国際共同第1b相臨床試験を開始

2024年8月20日 09:58

*09:58JST シンバイオ製薬---注射剤ブリンシドフォビルによる悪性リンパ腫患者を対象に国際共同第1b相臨床試験を開始
シンバイオ製薬<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0458200?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4582></a>は19日、再発又は難治性のリンパ腫患者(NK/T細胞リンパ腫などの悪性リンパ腫)を対象とした注射剤ブリンシドフォビル(IV BCV)の国際共同第1b/2相臨床試験に関して、2024年8月5日に医薬品医療機器総合機構に治験計画届出書を提出し、本試験を開始した。

同社は、これまでシンガポール国立がんセンターとBCVに関する共同研究を行ってきたが、その非臨床試験においてBCVのNK/T細胞リンパ腫及びPTCLなどの悪性リンパ腫に対する優れた抗腫瘍活性が確認された。本試験によりBCVのがん領域において、ヒトPOCを確立することを目的としている。

本試験は、第1b相としてNK/T細胞リンパ腫、PTCLやDLBCL等の再発又は難治性のリンパ腫患者を対象に、IV BCVのリンパ腫適応における安全性、忍容性、薬物動態及び予備的な有効性を評価する。続く第2相として、第1b相で確認される推奨用量を用いて再発又は難治性のNK/T細胞リンパ腫患者を対象としてIV BCVの安全性及び有効性を評価する多施設国際共同試験(日本のほかアジア諸国において臨床試験を実施する予定)を計画している。

同社は、NK/T細胞リンパ腫及びPTCLの患者に対して、一日も早く新たな治療の選択肢を提供できるよう開発を進めていく。《SI》

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