Pウォーター Research Memo(2):2016年経営統合以降、顧客獲得力強みに成長。宅配水業界シェアNO1に

2024年8月14日 14:52

*14:52JST Pウォーター Research Memo(2):2016年経営統合以降、顧客獲得力強みに成長。宅配水業界シェアNO1に
■会社概要

1. 会社概要と沿革
プレミアムウォーターホールディングス<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0258800?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><2588></a>は、ウォーターサーバーを設置した家庭や事業所に自社製造のミネラルウォーターを届ける宅配水業界の大手企業である。同社は、天然水製造が強みのウォーターダイレクトと営業力が強みのエフエルシーが経営統合して誕生した。ウォーターダイレクトは創業当初からSPA型※の経営を志向しており、ウォーターサーバーの自社設計から、製造、販売、顧客へのアフターサービスまでを自社で完結させることで顧客ニーズを迅速に把握し、商品開発や販売方法に生かす戦略を採ってきた。2007年に家電量販店の(株)ヨドバシカメラでデモンストレーション販売を開始したのを皮切りに、全国的に大手小売店でのデモンストレーション販売を展開し、顧客件数も順調に拡大してきた。2013年に東京証券取引所(以下、東証)マザーズ上場、2014年には東証2部に昇格した。2016年7月に同じ光通信<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0943500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><9435></a>グループであるエフエルシーと経営統合し、プレミアムウォーターホールディングスとして再スタートを切った天然水製造に強みを持つウォーターダイレクトと営業力に強みを持つエフエルシーが統合することで、宅配水業界の中でも高い成長力を持つ企業となった。2022年4月の東証再編においては、スタンダード市場に移行した。2023年3月期には、ラストワンマイル、2024年3月期にはDREAMBEER、INESTとそれぞれ資本・業務提携を行い、グループを拡大している。代表取締役社長は、金本彰彦(かねもとあきひこ)氏(2024年6月19日就任)。金本氏の代表取締役社長就任に伴い、エフエルシーを起業しプロモーション営業力で国内トップクラスに引き上げた実績を持つ代表取締役社長の萩尾陽平(はぎおようへい)氏は、代表取締役会長に就任し、新たなスタートを切った。

※SPA型:商品企画から製造・販売までを垂直統合させることでSCM(サプライチェーンマネジメント)の無駄を省き、消費者ニーズに迅速に対応できるビジネスモデルのことで「Speciality store retailer of Private label Apparel」の頭文字をとった造語。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)《HN》

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