今日の為替市場ポイント:中東情勢悪化でリスク選好的な為替取引は縮小する可能性

2024年8月13日 08:00

*08:00JST 今日の為替市場ポイント:中東情勢悪化でリスク選好的な為替取引は縮小する可能性
12日のドル・円は、東京市場では146円59銭から147円32銭まで上昇。欧米市場では148円22銭まで買われた後、147円05銭まで反落し、147円20銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に147円台で推移か。中東情勢の悪化を警戒してリスク選好的な為替取引は縮小する可能性がある。

報道によると、バイデン米大統領は8月12日、フランス、ドイツ、イタリア、英国の首脳と電話会談し、中東の緊張緩和とパレスチナ自治区ガザでの停戦について協議したようだ。ホワイトハウスは共同声明を発表し、5カ国の首脳は「ガザ停戦交渉を支持、これ以上失える時間はない」との見解を表明した。また、イランに対してイスラエルへの軍事攻撃の脅しをやめるよう呼びかけた。なお、報道によると米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、「早ければ今週にもイランやその代理勢力による中東での重大な攻撃が予想されるため、米国は対応する準備を進めている」と述べている。市場参加者の大半はイランによる報復攻撃は避けられないと考えており、目先的にリスク選好的な為替取引は縮小するとの見方が多いようだ。《CS》

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