NY為替:中東地政学的リスク上昇を警戒、リスクオフ

2024年8月13日 07:11

*07:11JST NY為替:中東地政学的リスク上昇を警戒、リスクオフ
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円22銭まで上昇後、147円03銭まで下落し、147円25銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事が、インフレは依然、不快なほど目標値を上回っているとし、インフレ上振れリスクに言及し利下げに慎重な姿勢を示したため、長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、NY連銀の期待インフレ率の低下で年内の利下げ観測に伴い金利が低下に転じドル売りに拍車がかかった。また、イランが24時間以内にイスラエルを攻撃する可能性が報じられ、中東地政学的リスクの上昇でリスク回避の円買いが強まった。

ユーロ・ドルは1.0915ドルへ下落後、1.0939ドルまで上昇し、1.0931ドルで引けた。ユーロ・円は、161円95銭へ上昇後、160円71銭まで下落。ポンド・ドルは1.2794ドルへ上昇後、1.2756ドルまで下落した。マン英中銀MPC委員のインフレリスクに言及し、利下げに慎重な姿勢を示したためポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.8712フランへ上昇後、0.8645フランまで下落した。《MK》

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