ローランド 2Qは増収、管打楽器及びギター関連機器が増収を果たす

2024年8月8日 11:02

*11:02JST ローランド---2Qは増収、管打楽器及びギター関連機器が増収を果たす
ローランド<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0794400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><7944></a>は7日、2024年12月期第2四半期(24年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.3%増の467.05億円、営業利益が同4.0%増の44.28億円、経常利益が同5.0%減の38.11億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同15.6%増の36.94億円となった。

鍵盤楽器の売上高は118.00億円(前年同期比0.4%減)となった。電子ピアノは、今期発売した新製品の貢献があったが、中国での需要減少に加え、物価高、ディーラーの在庫調整等の影響を受けた。ポータブルキーボードは、新製品の投入効果により好調に推移した。

管打楽器の売上高は138.71億円(同4.5%増)となった。ドラムは、ディーラーの在庫調整影響に加え、好調であったサンプリングパットの需要に落ち着きが見られたが、ドラムセットの実売は堅調に推移した。電子管楽器は、競合他社からの新製品投入により、中低価格帯は苦戦が継続した。

ギター関連機器の売上高は120.17億円(同7.0%増)となった。ギターエフェクターは、ディーラーの在庫調整に加え、ルーパーシリーズの需要に落ち着きが見られたが、主力製品であるコンパクトエフェクターの需要は堅調に推移した。楽器用アンプは、今期発売の新製品群が貢献し、好調に推移した。

クリエーション関連機器&サービスの売上高は58.84億円(同4.4%減)となった。シンセサイザーは、今期発売した新製品が貢献したが、88鍵盤を搭載したステージピアノ型製品の需要に落ち着きが見られた。ダンス&DJ関連製品では、今期発売した新製品群は貢献したものの、既存製品には落ち着きが見られた。ソフトウエア/サービス分野では、Roland Cloudにおいて、ユーザーのLTV(ライフタイムバリュー)を高めるためのコンテンツやサービスの提供を継続的に行い、会員数は安定的に増加した。

映像音響機器の売上高は15.85億円(同26.5%減)となった。ビデオ関連製品は、イベント需要が回復し、関連製品の需要が高まったが、前年同期間中に発売した新製品出荷や受注残出荷の反動減等が大きく影響した。

2024年12月期通期については、売上高が前期比2.5%減の999.00億円、営業利益が同4.0%減の114.00億円、経常利益が同1.3%増の113.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.3%増の85.00億円とする期初計画を据え置いている。《SO》

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