ファンペップ 抗体誘導ペプチドのAI創薬研究開始

2024年8月8日 09:53

*09:53JST ファンペップ---抗体誘導ペプチドのAI創薬研究開始
ファンペップ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0488100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4881></a>は7日、三井物産<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0803100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8031></a>の子会社ゼウレカとの間で、AI創薬支援サービスの関する研究委託契約を締結し、抗体誘導ペプチドのAI創薬研究を開始したことを発表した。同社は、特定の抗体誘導ペプチドの候補化合物設計に関し、ゼウレカに研究委託費を支払う。

抗体誘導ペプチドは、患者の体内で標的タンパク質に対する抗体産生を誘導することにより治療効果を期待するペプチド治療ワクチンで、ファンペップでは、様々な標的タンパク質に対する抗体誘導ぺプチドの候補化合物を創出することにより、研究開発パイプラインの強化を図っている。

ゼウレカは、保有するスーパーコンピューターや計算創薬技術を用い、AIや大規模の分子動力学シミュレーションを活用して構築・最適化したリガンドとタンパク質の複合体構造提示や超大規模なバーチャルスクリーニングなどの幅広いAI創薬支援サービスを提供している。

抗体誘導ペプチドの候補化合物を設計するにあたり、標的タンパク質の働きを阻害する抗体産生を強力に誘導するエピトープ(抗体が結合する短いペプチド)を迅速に選定することが重要となるが、ファンペップの抗体誘導ペプチドの創薬プラットフォーム技術「STEP UP」とゼウレカのAIによる計算創薬技術を融合させることにより、複雑な標的タンパク質の立体構造データを踏まえた精度の高いエピトープ設計が可能になり、抗体誘導ペプチドの候補化合物がより早期に創出されることが期待される。《SI》

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