ローランド Research Memo(8):基本方針に基づき高い配当性向を維持

2024年7月26日 13:48

*13:48JST ローランド Research Memo(8):基本方針に基づき高い配当性向を維持
■株主還元策

ローランド<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0794400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><7944></a>は、事業活動により創出される付加価値の最大化とその適正な分配を通じて、すべてのステークホルダーの共感を得ながら持続的な企業価値の成長を図ることを基本方針としている。株主還元については、持続的かつ安定的な配当を行うとともに、株式市場動向や資本効率等を考慮した機動的な自己株式の取得も適宜行うことで、連結総還元性向は原則50%を目指し、成長投資資金の留保が必要な場合も、連結総還元性向は30%以上を目指すとしている。2024年12月期は1株当たり170.0円(配当性向55.4%)の配当を予想しており、株主還元の基本方針に基づき高い配当性向を維持している。なお、株主優待は実施していない。同社は最終消費者に対して製品を販売する企業ではあるものの、楽器という商品の性質上、株主優待を実施しても関係する人はごく一部であり、平等な利益還元という観点から実施しておらず、配当や自己株取得等によりすべての株主に平等に還元することを基本としている。同社は中期経営計画で成長方針を明確に打ち出し、安定配当を継続していることから、中長期的な株価向上に対する蓋然性は高いと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)《SO》

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