日経VI:低下、株価の下値堅く警戒感はひとまず緩和

2024年7月23日 16:05

*16:05JST 日経VI:低下、株価の下値堅く警戒感はひとまず緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は23日、前日比-1.54(低下率7.48%)の19.06と低下した。なお、高値は19.51、安値は18.71。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まり、取引開始後は上値は重いものの下値の堅い展開となった。市場では、日銀の早期利上げ観測や米大統領選への警戒感などが意識されているが、今日は株価が底堅かったこともあり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードはひとまず緩和し、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

関連記事

最新記事