アイデミー、AI/DXの⼈材育成を⼊り⼝にして、伴⾛型のAI実装⽀援を中⼼に急成⻑

2024年7月19日 19:28

■「事業計画および成⻑可能性に関する説明資料」を開示

 アイデミー<5577>(東証グロース)は7月19日の午後、「事業計画および成⻑可能性に関する説明資料」を開示した。東⼤発のAIスタートアップ企業で、⽇本、世界を代表するエンタープライズ企業向けに、⻑期継続顧客は144社。AI/DXの⼈材育成を⼊り⼝にして、伴⾛型のAI実装⽀援を中⼼に急成⻑している。

■売上高は3年前の3.5倍に急成長、さらなる成⻑に投資を継続

 売上高と営業利益の推移をみると、2021年5月期の売上高は6億03百万円(営業損益は1億81百万円の損失)、23年5月期は同16億66百万円(同2億38百万円の黒字)に拡大し、24年5月期は同21億19百万円(同2億94百万円)にまで拡大した。今期・25年5月期の売上高は27億円(同3億円)を計画する。25/5期もさらなる事業成⻑のために投資を継続する計画としている。

 AI開発⽀援を中⼼に⼈材育成からビジネスへの実装⽀援まで提供し、成⻑を⽀える3つのAIサービスポートフォリオは、概略以下の通り。

(1)AI/DXリスキリング事業(個⼈向け事業) 個⼈の⾃⼰実現に寄り添いながら、AIを実装するスキルを⾝につけ、個⼈のキャリアアップを応援(24/5期の売上構成⽐13.8%)。 「リスキリング」には国が率先して予算を投下しているため、政策面からの追い風が拡大要因になっている。

(2)AI/DXプロダクト事業(エンタープライズ法⼈向け事業) 企業のAI活⽤を中⼼とした新たな変⾰を⽀援するため、オンラインで学習できるプロダクトなどを提供(24/5期売上構成⽐60.6%) エンタープライズ企業にとどまらず、中⼩企業や地⽅⾃治体でも⼈材育成ニーズが増加しているため、中期的な成長余地は広大。

(3)AI/DXソリューション事業(エンタープライズ法⼈向け事業) AIを中⼼としたプロダクトの開発・実装のため、顧客に伴⾛しながら企業のデジタル変⾰の成功体験を提供(24/5期売上構成⽐25.6%) エンタープライズ企業はAI/DXで結果を出すため継続的なDX投資が加速し事業拡大の素地を拡げている。

 これらに加えて、新規事業として『Lab Bank』、『Aidemy GX』なども展開している。

 中期成長戦略として、新規顧客獲得に向けた営業施策の強化を図り、新規顧客数の拡⼤とクロスセル獲得による安定的な積み上げ型成⻑を⽬指すほか、M&Aの実施とそのシナジー効果によって⾮連続的成⻑の実現するためのM&Aなどを推進している。

 M&Aでは、2024年1⽉1⽇にファクトリアル社を⼦会社化し、24年6⽉25⽇にまばろし社を⼦会社化した。ファクトリアル社の営業利益は24年5⽉期にのれん償却費を上回る⾒込み。アイデミー顧客の膨⼤なDX予算の獲得率を⾼めるため、AI/DXソリューション事業のデジタル変⾰伴⾛型⽀援プログラム『Modeloy』のデリバリーパートナーになりえる開発会社(WEB制作会社等)やエンタープライズ向けプロダクトを保有する会社をM&Aのターゲットとして、ソーシングを継続している。

 ⽣成AIへの取り組み、進捗状況では、技術戦略の柱に⼤規模⾔語モデル(LLM)を据え、⽣成AIへの投資を加速している。将来的にLLMを応⽤した新規事業を⽴ち上げることを視野に、その第⼀歩として、⾃社サービスへのLLMを活⽤した新機能の実装に着⼿。企業のDX推進の伴⾛者として、今後も率先して先端技術の可能性を探求している。法⼈向けの『Aidemy Business』と個⼈向けの『Aidemy Premium』にLLMを活⽤した新機能として、パーソナルAIアシスタント『My Aide(マイエイド)』を搭載した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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