タキロンCI Research Memo(6):安定的に連結純利益60億円以上を稼ぐ

2024年7月18日 15:06

*15:06JST タキロンCI Research Memo(6):安定的に連結純利益60億円以上を稼ぐ
■中期経営計画

2. 新中期経営計画「Go Beyond 2026 革新」
タキロンシーアイ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0421500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4215></a>は単年度経営計画の成果を受け、攻めに転じる3ヶ年の新中期経営計画「Go Beyond 2026 革新」を策定した。同社はグループ企業理念として「人と地球にやさしい未来を創造する」という使命を掲げているが、加えて「未知に挑み 未来をカタチにする」という行動指針を新たに設定した。これは、使命の実現に向けて行動するための道しるべとなるものであり、成長へ向けて一歩踏み出すための使命感の表れと言える。そのためさらに、アクション・スローガン「Go Beyond 革新」を打ち出し、社員一人ひとりに対して「昨日までの発想、会社の当たり前、顧客の期待を越えていく変革」に向けてチャレンジしていって欲しいという強いメッセージを表明した。こうした企業理念に基づき、新中期経営計画では、(1) 安定的に連結純利益60億円以上を稼ぐ、(2) 将来100億円を稼ぐための構造改革の実行という2つの基本方針を掲げた。同時に基本方針達成に向け、グループ経営の最適化、新製品・新事業の創出、現場力の徹底的な強化、海外ビジネスの拡大、M&Aの加速という5つの主要施策を打ち出した。攻めに転じることで積極投資やオフィス移転費用による減価償却費は増加するものの、赤字会社の業績改善、構造改革によるグループ全体の収益力改善、海外ビジネスの拡大、環境配慮型ビジネス本格化等によって、中期的に安定して60億円以上の連結純利益を稼ぎ出す計画である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)《HN》

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