CAICAD Research Memo(5):TOPPANとのNFT活用連携のほか韓国市場への参入などで注目すべき進展

2024年7月12日 12:45

*12:45JST CAICAD Research Memo(5):TOPPANとのNFT活用連携のほか韓国市場への参入などで注目すべき進展
■CAICA DIGITAL<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0231500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><2315></a>のトピックス

1. TOPPANとのWeb3領域におけるNFT活用連携
2024年5月20日に、NFT活用で連携を図るTOPPANのクライアントに対して、NFCタグ機能を活用したカード形式でのNFT配布サービスを開始した。これにより、Web3ウォレットを所有していないユーザーに対しても、スマートフォンにNFTカードをかざすだけでNFT付与が可能となった。

2. 韓国Web3企業との提携による韓国市場への参入
2024年2月29日には、韓国(ソウル)のWeb3企業であるSevenlineLabsとの業務提携により、約2.2兆円の規模が見込まれる韓国ゲーム市場の開拓を開始した。提携内容には、1) 韓国内におけるカイカコインのマーケティング支援や2) カイカコイン決済導入企業の新規開拓支援、3) カイカコインの韓国取引所上場支援のほか、4) SevenlineLabsの選定による有力ゲーム会社の「Zaif INO」への紹介などが含まれる。特に、有力ゲームのNFT出展支援、それに伴う韓国投資家の「Zaif INO」への誘致に大きな狙いがある。

3. フィスコとの資本業務提携の強化
2024年3月7日に、フィスコ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0380700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><3807></a>の株式5,000,000株(取得総額590百万円)を追加取得した。取得後の保有株数は5,994,500株(保有割合は13.09%)となった。フィスコのネットワーク(約460社の法人契約先を含む)を活かしたZaif INOが取り扱うNFTの発掘及び販売促進やM&A案件の紹介のほか、フィスコの持つ投資情報について生成AIを使った対話型スクリーニングの共同開発など、中長期的な価値共創によるキャピタルゲインの獲得にも狙いがある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)《SI》

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