日経VI:上昇、短期的な過熱感を意識

2024年7月4日 16:05

*16:05JST 日経VI:上昇、短期的な過熱感を意識
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は4日、前日比+0.37(上昇率2.25%)の16.84と上昇した。なお、高値は17.16、安値は16.75。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まり、取引開始後も底堅い展開となった。一方、日経225先物は昨日までの4日続伸で1190円上昇していることから目先的な過熱感が意識された。また、米国で明日発表される6月の米雇用統計への警戒感もあり、今日は株価は堅調だったがボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

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