アストンマーチン、新モデル「ヴァリアント」発表 世界38台の限定生産
2024年7月4日 15:22
アストンマーチンは6月26日、新モデル「ヴァリアント」を発表した。
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ヴァリアントは、5.2リッターのV型12気筒ツインターボエンジンを搭載。これにビスポークの6速マニュアルトランスミッションを組み合わせており、最高出力は745PSを叩き出す。公道仕様として開発されているが、トラック走行を強く意識したモデルだ。それを裏づけるように、スーパーカーらしいハイパフォーマンスを発揮する。
車体もビスポーク仕様になっており、トラック性能を高めるため電子回路が調整されている。マルチマティック社製のASVダンパーも備えており、抜群の走行性能を引き立てる。ボディワークはオールカーボンファイバー製で、軽量化に貢献。エアロダイナミックスパーツによるダウンフォースの増大もあり、優秀なコントロール性能が期待できる。
ヴァリアントのスタイリングは、伝説のル・マン・レースカーである「Muncher」を意識したものだ。最先端の素材や技術を使い、再構築している。
今回の新モデルは、アストンマーチン・アラムコ・F1チームのドライバー、フェルナンド・アロンソの個人的依頼を契機に開発された。アロンソはヴァリアントの最初のオーナーとなり、2024年7月11~14日に行われるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、同車をデモ走行させる予定だ。
ヴァリアントの生産台数は、全世界でわずか38台に限定される。2024年第4四半期にデリバリーが始まる予定だ。