フェローテク Research Memo(10):新中期経営計画を発表、2027年3月期営業利益600億円を目指す(2)
2024年7月1日 15:50
*15:50JST フェローテク Research Memo(10):新中期経営計画を発表、2027年3月期営業利益600億円を目指す(2)
■フェローテックホールディングス<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0689000?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6890></a>の中長期の成長戦略
(3) CVD-SiC
半導体関連顧客のCVD-SiC需要は拡大継続する見通し。生産能力の増強により、売上増加を図る。常山工場及び岡山工場の生産能力の増強を進める。
(4) シリコンパーツ
2024年度は顧客サイドでの在庫調整により売上の増加はあまりないとの想定。ただし、2025年度以降は需要拡大と予想しており、能力増強効果により売上は拡大する見通し。この見通しに沿って、 常山工場を新設、銀川工場の増強等により、能力増強を図る。
(5) サーモモュール
5G通信機器向けは復調し、増加トレンド、生成AI関連も増加が継続すると予想。中国5G-A(5.5G)投資の需要増を期待し、冷却チラーの拡充・拡販目指す。生産ラインの自動化により生産効率の向上を進める。中国外での生産も検討する。
(6) パワー半導体
パワー半導体基板の需要拡大は継続する見通し。DCB、AMB、DPCの製品レンジを拡充する。投資と生産能力については、四川新工場、マレーシア新工場の稼働、自動化が進展し、生産効率の向上が進む見込み。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)《HN》