日本電技 Research Memo(2):主力事業は空調設備を自動制御する空調計装関連事業
2024年6月21日 15:32
*15:32JST 日本電技 Research Memo(2):主力事業は空調設備を自動制御する空調計装関連事業
■会社概要
1. 会社概要
日本電技<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0172300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><1723></a>は、オフィスビルをはじめホテルや病院、工場など大型の非居住用建築物の空調設備を自動制御する空調計装の分野、及び工場の生産ラインや搬送ラインを自動化する産業システムの分野を領域として事業を展開している。主力の空調計装関連事業は、自動制御機器大手であるアズビルの最大手特約店として、また業界の草分け的な存在として、豊富な実績とノウハウを誇る。加えて、同社を含むアズビルグループが大半を握る空調計装市場で、設計から施工、メンテナンスまでを手掛ける「エンジニアリング企業」として強みを発揮している。成長が期待される産業システム関連事業では、空調計装やエンジニアリングのノウハウ、子会社ジュピターアドバンスシステムズ(株)の生産管理システムなどをベースに、最適化・省人化によって工場や生産ラインのスマート化を支援するなど付加価値の高い事業を行っている。「計装エンジニアリング」の技術は、高品質な空間の創出や生産効率の向上に寄与するだけでなく、ビルや工場から排出されるCO2を削減することもできるため、脱炭素などサステナブルな社会の実現にも貢献している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)《SO》