三和HD Research Memo(4):シャッターやドアなど基幹商品は、日・米・欧の3地域で高シェアを獲得
2024年6月17日 15:34
*15:34JST 三和HD Research Memo(4):シャッターやドアなど基幹商品は、日・米・欧の3地域で高シェアを獲得
■三和ホールディングス<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0592900?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><5929></a>の会社概要
3. 主要製品の概要
同社グループは、国内市場で、文化シヤッター<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0593000?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><5930></a>、東洋シヤッター<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0593600?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><5936></a>などの競合他社を凌ぎ、売上高トップを占める。また、米州でも1位、欧州でも2位を占めるなど、世界的に圧倒的なシェアを誇っている。製品別に見ても、同社は多くの製品で国内市場トップにあり、米州・欧州においても上位を占めている。
同社の製品は、シャッター、ドア、開閉機などが基幹商品であり、戸建住宅、集合住宅、商業施設、オフィス、学校、医療・福祉施設、工場・倉庫など、多くの場所で使われている。最も代表的な製品は、社名にもあるシャッターである。国内市場では、スラット部分の板厚によって軽量シャッターと重量シャッターに分類されている。軽量シャッターはガレージや商店用の比較的小さなもので、重量シャッターはビル、工場、倉庫などの大型建築物で使用される。同社グループは、これらシャッター製品で国内、米州市場で1位を占めている。
ドアについてはマンションの玄関ドアやオフィスビルなどの防火扉、病院や福祉施設用引き戸(いわゆる病室の入り口のドア)など様々なものをラインナップしている。これらドア製品についても、同社グループは国内市場で首位を、米州、欧州においても上位を占めている。
その他、多様化商品として間仕切、アルミ/ステンレスフロント、ストアフロントやメールボックスなどのエクステリア製品、自動ドア、軽量引き戸なども取り扱う。ストアフロントは、商業施設やビルのエントランスに設置されるものである。メールボックスは集合住宅の郵便受けがメインだが、近年はいわゆる宅配ボックスも伸びている。エクステリア製品は、主に国内で販売している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)《AS》