【株式市場】前場の日経平均は308円安、米FOMCの影響を見極めたい様子で手控え

2024年6月12日 12:34

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8826円33銭(308円46銭安)、TOPIXは2753.18ポイント(23.62ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億6705万株

 6月12日(水)前場の東京株式市場は、米国の金融政策決定会合FOMCが同国11、12日に開催されるとあって手控え姿勢があり、業種別で値上がりした指数は石油石炭、鉱業の2業種にとどまった。中で、初配当を発表したラクスル<4384>(東証プライム)が急伸し、ワコールHD<3591>(東証プライム)はシンガポール系投資ファンドによる保有が判明とされ急伸。TDK<6762>(東証プライム)は米アップル社の生成AI開発と次世代「iPhone」への期待などで上場来の高値。日経平均は269円安で始まり、午前10時40分過ぎに325円43銭安(3万8809円36銭)まで下げ、前引けも下げ幅300円台のままだった。

 メディカル・データ・ビジョン<3902>(東証プライム)が急伸して大きく出直りSBIホールディングス<8473>(東証プライム)による保有拡大を材料視。エスエルディー<3223>(東証スタンダード)はインバウンドに人気で業績回復の強さが想定を上回るとかで2日連続ストップ高。アールエイジ<3248>(東証スタンダード)は第2四半期の各利益が通期予想を超過したことなどで急伸しストップ高。サインド<4256>(東証グロース)は7月に個人投資家団体のIRイベントに参加と開示しIR積極的とされストップ高。Green Earth Institute<9212>(東証グロース)はNEDOからの受託事業など材料視され大幅出直り。

 東証プライム市場の出来高概算は7億6705万株、売買代金は1兆6452億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は688銘柄、値下がり銘柄数は884銘柄。

 東証33業種別指数は2業種が値上がりし、石油石炭、鉱業、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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