VRAIN:AI 外観検査システムを主力として、生産現場の省力化・自動化に寄与
2024年6月7日 12:01
*12:01JST VRAIN:AI 外観検査システムを主力として、生産現場の省力化・自動化に寄与
VRAIN Solution<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0135A00?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><135A></a>は、製造業向け AI ソリューションの提供を行う。主力のAI システム事業においては、自社開発した AI 外観検査システム「Phoenix Vision/Eye」を販売する。同システムを活用することで、顧客となるメーカーは製造ラインの検査工程において検査員の目で行われていた良品/不良品の判定について、人の目に頼らず省力化・自動化が可能となる。
自社のエンジニア部門においてAI システムの企画・研究・開発を行っており、特定の顧客ごとに仕様を大幅に調整する必要がない汎用性の高いシステムを開発し、顧客の製造ラインの製造環境及び解決したい課題に合わせて、AI システムの提供だけでなく、撮像機器等の周辺のハードウェアと組み合わせて提供することで、顧客の製造ラインの自動化を実現している。競合企業においては、装置のみの販売またAIのソフトウェアのみの販売となっているケースがあり、これらをシステムとして導入できることに同社は特徴を有す。
24年2月期業績は売上高は前期比128%増の1,411百万円、営業利益は同690%増の508百万円であった。25年2月期会社予想は売上高が前期比49%増の2,115百万円、営業利益は同51%増の771百万円を計画している。現在の導入実績は、導入期~2ライン展開の顧客が多く、今後複数プロダクト・複数工場への拡大期が到来することが期待される。また製造業11万社に対して同社の取引社数シェアは約0.2%と今後の取引拡大余地は大きい。これらのことにより中長期的にも高い成長が継続することが期待される。《NH》