【株式市場】前場の日経平均は65円高、日米金利の低下など受け買い直し活発
2024年5月31日 12:46
【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】
◆日経平均は3万8119円96銭(65円83銭高)、TOPIXは2743.31ポイント(17.11ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億5600万株
5月31日(金)朝の東京株式市場は、NYダウが330ドル安だったものの一部の銘柄の影響とされ、米金利の低下とシカゴ日経平均先物の上昇が好感されて鉄鋼株や自動車株、重電、家電株などが反発基調となり、ソニーG<6758>(東証プライム)は米パラマウント買収を巡る期待再燃などで続伸。半導体関連株も信越化<4063>(東証プライム)やソシオネクスト<6526>(東証プライム)は高い。ここ上昇した国内長期金利の反落を受けて住友不<8830>(東証プライム)などの不動産株が上げ、証券株も出直り大和証券G本社<8601>(東証プライム)は高値更新。日経平均は119円高で始まり、午前10時頃に279円64銭高(3万8333円77銭)まで上げ、前引けにかけては上げ幅を縮めた前日比で反発基調となった。
関西ペイント<4613>(東証プライム)が活況高となり発行株数の19%に達する規模の自社株買いを好感。サイボウズ<4776>(東証プライム)は急伸して急激に出直り、価格体系の改定など好感されたほか定額減税にともなう事務処理増加などの思惑買いもある様子。マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は今6月期末からの株主優待新設など材料視ざれ再び出直り活発。京極運輸商事<9073>(東証スタンダード)は運輸業界の一部再編の動きや大株主の政策保有株縮減の思惑などで連日ストップ高となり2週間で2倍、もはや仕手株の見方。カバー<5253>(東証グロース)は英語圏向けVTuberグループの6月2日3Dお披露目配信などに期待とされ急反騰。
東証プライム市場の出来高概算は7億5600万株、売買代金は2兆264億円。プライム上場1647銘柄のうち、値上がり銘柄数は1233銘柄、値下がり銘柄数は365銘柄。
東証33業種別指数は保険とパルプ紙を除く31業種が値上がりし、証券商品先物、不動産、電力ガス、石油石炭、銀行、鉄鋼、鉱業、その他製品、その他金融、海運、情報通信、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)