DM三井製糖HDは急反発の後もジリ高、営業利益3.9倍、今期も倍増を見込む

2024年5月16日 11:28

■アラブ首長国連邦の新リパック(詰め直し・包み直し)拠点など本格稼働へ

 DM三井製糖HD(DM三井製糖ホールディングス)<2109>(東証プライム)は5月16日、急反発で始まった後もジリ高傾向となり、5%高の3125円(145円高)まで上げて約5週間ぶりに3100円台を回復して出直りを強めている。15日午後に発表した2024年3月期の連結決算で営業利益が前期の3.9倍の42.5億円となり、今期・25年3月期の予想も2.1倍の92億円としたことなどで期待が強まっている。

 24年3月期の経常利益は48%減となり、タイ国の関連会社におけるサトウキビ不足に起因した生産量・販売量減による損益悪化の影響を通期で受けたことなどが要因とした。

 今期は、経常利益、当期純利益の減益を想定するが、国内砂糖事業では、引き続き「強靭化」を推進し、最適な物流体制の構築による輸送・配送効率の向上などを図る。海外では、アラブ首長国連邦(UAE)の新リパック(詰め直し・包み直し)拠点や、連結子会社であるAsian Blending Pte Ltdのベトナムにおける新製造拠点を本格稼働させる、などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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