シャネル、2025クルーズコレクションをマルセイユで発表 深海の冒険への誘いを表現

2024年5月5日 14:43

 「シャネル(CHANEL)」が、2024年5月2日(現地時間)に仏マルセイユのアートセンターMAMOで2025クルーズコレクションを発表した。日本では翌日の2024年5月3日19時に映像配信した。
 
 
 クリエイティブ・ディレクターのヴィルジニー・ヴィアールは「太陽、建築、音楽、ダンス-マルセイユは、大いなる自由に包まれていると感じます。現地の人々の日常にあるライフスタイル、そして動きを誘うあらゆるものからインスピレーションを受けました。また、海や風を感じながら、ウェットスーツを取り入れてみたいと思ったのです」と説明した同コレクション。マルセイユの自由な雰囲気や海、風を感じながらウェットスーツを取り入れたデザインが特徴で、スイムウエアも豊富に取り入れ、深海の冒険への誘いを表現した。ダイビングフードにプレススタッズを付けたデザインや、アニスグリーンの「シャネル」らしいジャケット、60年代風のドレスの襟元などが特徴的だ。

 小さな魚、フィッシュネット、貝殻、甲殻類などの刺繍は、ドレスやスーツジャケット、ウエストコート、ファイユブラウス、Tシャツ、コンパクトなベストなどを引き立てる。海のイメージに続き、太陽の光を反射したような銀色の光沢や波紋、うねるような線と形が、プールサイドで過ごした夏の思い出を呼び起こす。    ネオプレン素材のようなジャージーやツイード、シークイン付きのジャケットは、地元の建物のファサードの色や格子柄、幾何学的な形を取り入れ、それらがツイードやジャージー素材のロングドレスやチュニック、刺繍を施したポケットなどに用いている。

 今回のコレクションでは、スウェットシャツに見られる特徴を再解釈し、魚のプリントを施したシフォン生地を使用した独自のデザインを提案。フード付きのチェック柄のスリーブレスドレスやシースドレスにはカンガルーポケットをあしらい、ランニングバミューダショーツやツイードのサイクリングショーツ、オーバーサイズのベースボールジャケットなどがコレクションを彩っている。また、強調された肩の白または黒と白のピーコートと黒のパテントシューズなどメンズウエアへのオマージュも見られ、レイヤリングにも遊び心が見られる。

 スイムウエアも注目アイテムの一つで、ブルマーやキュロット、サイドにスリットが入ったドレスなど、夏らしいムードに包まれたコレクションに仕上がっている。特徴的なのはワッフル生地のスカートやペチコート、アイボリーのラダーレースやイギリス刺繍のパッチワークを施したボディスだ。足元には、タオル地を用いたビーチサンダルを合わせてリラックスムードを高めた。

来場セレブリティ

Courtesy of CHANEL   ■「シャネル」公式サイト   >>>このコレクション画像を見る

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