積水ハウスは上場来の高値に向け出直る、日本パワーファスの株式を譲渡、政策保有株の縮減効果などに期待

2024年5月2日 09:36

■自部品企業から譲受の打診、日本パワーファスは18%高と急伸

 積水ハウス<1928>(東証プライム)は5月2日、反発基調で始まり、取引開始後は3644.0円(23.0円高)まで上げ、約1週間前につけた上場来の高値3688.0円に向けて出直っている。1日の15時30分に「持分法適用関連会社の異動(株式譲渡)」を発表し、保有する日本パワーファスニング<5950>(東証スタンダード)の株式を全部譲渡するとし、事業の「選択と集中」による効果や政策保有株式の縮減効果に期待が集まった。譲渡価額は442,000,800円とした。日本パワーファスの株式は18%高と急伸している。

 発表によると、今般、自動車部品の企画、設計、製造、販売等を行うマルエヌ株式会社(埼玉県朝霞市)より日本パワーファスの株式を譲り受けたい旨の打診を受け、マルエヌ社が属する企業グループが持つグローバルな販売ネットワークの活用等による日本パワーファスの業容拡大が期待できること、ならびに当社が進める保有株式の縮減を通じた資本効率の向上の取り組みにも合致することから、保有株式の全てを市場外の相対取引によりマルエヌ社へ売却することとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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