三機サービス 3Qは2ケタ増収、大口取引先のトータルメンテナンスサービスや空調設備改善工事が順調に推移
2024年4月17日 09:20
*09:20JST 三機サービス---3Qは2ケタ増収、大口取引先のトータルメンテナンスサービスや空調設備改善工事が順調に推移
三機サービス<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0604400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6044></a>は12日、2024年5月期第3四半期(23年6月-24年2月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比41.5%増の141.02億円、営業利益は同35.6%増の4.69億円、経常利益は同37.0%増の4.78億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同5.2%減の2.98億円となった。
当第3四半期累計期間については、前期より始まった大口取引先のトータルメンテナンスサービスや大口の空調設備改善工事が順調に推移したことが、売上の増加に大きく寄与した。また、付加価値の高い環境ソリューションサービスにおける省エネ工事が、新型コロナウイルスの規制緩和が進んだことにより本格再開でき、引き合いが増加傾向にある。加えて、2022年12月1日より新しく連結対象となった兵庫機工の影響もあり、増収となった。従来の強みである、幅広い空調・給排水メンテナンス・工事に対応できる技術力、全国各地への網羅的かつ広い対応力、地道に積み上げた実績と信用力等により、今期は主に小売業の既存顧客に評価を受け、受託エリアや管理店舗数拡大などの好影響があった。また、同社サービスエンジニアがメンテナンスだけではなく多種多様な空調工事にも対応できる多能工化のさらなる進化や、これまで取り組んできた粗利改善・M&Aといった各種プロジェクトの効果によって生産性が上がり、売上総利益は前年同期比30.2%増の29.60億円となった。また、販売費及び一般管理費は、中期経営計画を見据えて採用や教育といった人的資本の拡充に取り組んだことにより、同29.2%増の24.90億円となったが、営業利益は増益となった。
メンテナンス事業の売上高は前年同期比27.6%増の127.12億円、セグメント利益は同26.1%増の4.37億円となった。
建設関連製品サービス事業の売上高は13.90億円、セグメント利益は0.32億円となった。
2024年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比21.5%増の179.00億円、営業利益が同26.7%増の7.29億円、経常利益が同26.4%増の7.32億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.9%増の4.70億円とする期初計画を据え置いている。《HH》