エイトレッドがワークフローシステム「AgileWorks」クラウド版をリリース、より幅広い企業規模での利用が可能に

2024年3月25日 12:47

■「AgileWorks」の大規模組織にフィットする機能や使い勝手はそのままに、気軽に導入しやすく運用保守コストも削減できるクラウド版が登場

 ワークフローソリューションベンダーのエイトレッド<3969>(東証スタンダード)は3月25日、同社が開発・提供するワークフローシステム「AgileWorks(アジャイルワークス)」のクラウド版をリリースし、本日3月25日(月)から発売開始すると発表した。

 昨今、ワークフロー市場においてもクラウドシフトが顕著となっており、そのような市場ニーズや顧客からの要望に応え、これまでエイトレッドが大規模組織向けに開発・提供してきたパッケージ版のワークフローシステム「AgileWorks」に、新たなラインナップとしてクラウド版を追加した。

 クラウド版のメリットとして、拡張性に優れているほか、サーバーやネットワーク機器などが不要となるため導入コストおよび運用保守コストの削減や、バージョンアップやデータのバックアップなど、これまで自社で行っていたシステムメンテナンスの手間とコストを削減できる。また、各種データはクラウド上に保存され、インターネット環境があればいつでもどこからでも利用できるため、多彩で柔軟な働き方へ対応することが可能である。

 これまでパッケージ版として提供してきた「AgileWorks」は、従業員数1000名~数万名といった大規模組織向けのワークフローシステムであるが、クラウド版では大企業の運用管理にフィットする機能や同時ログインユーザーライセンスはそのままに、従業員数500名程の企業でも手軽に利用できるようになり、より幅広い企業規模の顧客への提供が可能となった。

■同時ログインユーザーライセンスについて

 「AgileWorks」では、1ユーザーごとの課金制ではなく、ログイン中の利用者だけをカウントする「同時ログインユーザーライセンス」方式を採用しているため、従業員数が多い場合でも必要なライセンスを無駄なく・効率よく契約することが可能である。

<おすすめのケース> ・利用業務が限られている、または使用頻度にばらつきがあるため、社員数に比べて同時利用者数が少ない ・業務でワークフローにログインしない契約社員やアルバイトをユーザーマスタデータとして利用する ・外部のシステムと連携するために、ワークフローを利用しないユーザーも登録しておく必要がある  パッケージ版で好評を得ている、この大規模組織にフィットするライセンス体系をクラウド版でも採用している。

【価格】

<基本サービス> 300,000円/月額(税別) ※基本機能、同時ログイン5ユーザー、SSL、SAML認証、外部認証、WebAPI、PDF印刷、X-WebForm無制限、ディスク容量1TB/契約を提供

<追加同時ログインライセンス> 80,000円/月額(税別) ※追加同時ログイン10ユーザー

<ステージング環境> 200,000円/月額(税別) ※本番環境との同期および設定の反映

<基本サービス用追加オプション> モバイルオプション、Google認証連携オプション、Garoon連携オプション、desknet’sNEO連携オプション、SharePoint連携オプション、中国語オプション、クラウドサイン連携オプション、GMOサイン連携オプション

<その他オプション> IP接続制限、IP接続制限範囲指定、独自サブドメイン設定サービス、100GBデータ容量増設

【ワークフローシステム「AgileWorks」について】

 「AgileWorks」は、複雑な承認フローにも対応できる標準機能と高い拡張性を併せ持つ中堅・大規模組織向けワークフローシステムである。大規模かつ複雑な組織構造を考慮した設計で、人事異動や組織改編にも素早く柔軟に対応できる。昨年8月に製品リリースされたR3.0では「Web API」を実装するとともに「全文検索」や「ビジネスチャット通知」などの新機能が追加されたほか、利便性が大きく向上する「スマホアプリ」も利用可能となった。さらに「ワークフロー統計情報の取得」が新たに可能となり、社内の申請承認業務の状況が可視化され、単なる電子化に留まらない業務効率化を推進する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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