21日上場のトライアルHDはディスカウントストア『TRIAL(トライアル)』運営などで初値は2215円(公開価格の30%高)

2024年3月21日 11:01

■レジ待ち不要なスマートショッピングカートは社外にも提供し好拡大

 3月21日新規上場となったトライアルHD(トライアルホールディングス)<141A>(東証グロース)は買い気配で始まり、取引開始から1時間に迫る午前9時56分に2215円(公開価格1700円の30%高)で初値をつけた。午前10時30分にかけては2496円(同47%高)へと上げて売買されている。

 ホールディングスの傘下に各事業を担う連結子会社23社、関連会社3社(2023年12月31日現在)で企業体を構成。ディスカウントストア『TRIAL(トライアル)』の全国展開を軸とする「流通小売事業」のほか「リテールAI事業」などの事業を行っている。2015年にレジ待ち不要で「ワン・トゥ・ワンマーケティング」を実現するスマートショッピングカート(現:Skip Cart)の導入を開始し、同社グループ外での導入も含む導入店舗数は208店舗、導入台数1万9401台(23年12月31日現在)となっており、新しい価値を小売事業者、メーカーなどに提供している。    業績見通し(2024年6月期・連結、会社発表)は、売上高7110億67百万円(前期比8.9%増)、営業利益185億75百万円(同33.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益107億74百万円(同33.3%増)を見込んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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