食品スーパーのロピア、沖縄初進出 3月25日に那覇で開業 FC契約で
2024年3月6日 09:54
食品スーパーのロピアを運営するOICグループは、沖縄県那覇市の商業施設「カーゴス」(那覇市安里)に、3月25日に出店する。ロピアのフランチャイズ展開第1号店となり、宜野湾市に本社を置き、24時間スーパー「フレッシュプラザユニオン」を沖縄県で展開する野嵩商会が運営する。ロピアの沖縄出店は初めて。
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店舗名は「ロピア沖縄国際通り店」。総面積約1,000平方メートルで、牧志・安里地区第一種市街地再開発事業で整備された新街区「さいおんスクエア」の商業棟1、2階を占めるカーゴス1階に入居する。
提供する商品は精肉、鮮魚、青果、惣菜など食品に特化。ロピアの得意とする精肉は「みなもと和牛」「適霜牛」などオリジナルブランド牛の流通量が少ない部位を毎日販売するほか、他の商品も各部門のチーフが自分の目で確かめた食材を格安でそろえる。見た目のインパクトで話題の「モンスターバーガー」など、他店舗で人気の商品も登場する。
25日から3日間は店頭でオリジナルグッズや商品券をプレゼントする、開店キャンペーンを予定している。
ロピアは1971年、神奈川県藤沢市で「肉の宝屋藤沢店」として創業。地盤の神奈川県を中心に関東地方で店舗展開し、格安の食品スーパーとして急成長してきた。2020年に関西地方、2022年に東海地方と山梨県、2023年に九州地方と東北地方に進出するなど、現在は店舗の全国展開を進めており、今回の出店で国内と台湾で90店となる。
今後は北海道、東北、信越地方で総合スーパー「イトーヨーカドー」の店舗を事業承継する予定。OICグループは2023年2月期の年商が3,401億円だが、店舗の全国展開で2031年度までに2兆円を目指している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)