なでしこジャパン、北朝鮮に2-1で勝利 女子サッカー・パリ五輪決定

2024年2月29日 15:53

 28日、東京・国立競技場で女子サッカーのパリ五輪最終予選が行われ、日本は北朝鮮に2-1で勝利、パリ五輪出場を決めた。

 日本は世界ランキング8位、北朝鮮は同9位であり、予選最大のライバルをホームに迎えた試合であった。ホーム&アウェイ方式の第1戦を0-0で終えていた日本が、トータル2-1として勝利した。

 日本はシステムをこれまでの4バックから3バックに変更、センターバックにベテランの熊谷紗希を置き守備に安定をもたらした。序盤から両チームとも攻撃的な姿勢を見せる激しい展開。日本は前半26分に先制に成功すると、後半31分に追加点を奪い、反撃を1点に抑えて逃げ切った。

 前半26分、日本は相手陣中央付近からの北川ひかるのFKがDFにクリアされるも、上野真実がヘッドで折り返す。これを田中美南がヘッドで合わせるもGKにセーブされる。しかしクロスバーから跳ね返ったボールをゴール前に詰めた高橋はなが蹴り込んで、待望の先制をする。

 前半45分、北朝鮮はリハクがPA右を突破し、送られたクロスに反応したチェクンオクがヒールでコースを変えるシュートを放つ。ボールはゴールライン上でGK山下杏也加にかき出される。

 後半31分、日本はカウンターから長野風花がスルーパスを送ると、反応した清水梨紗がDFをかわしPA右からクロスを送る。これに走り込んだ藤野あおばがヘッドで押し込み、追加点を奪う。

 後半36分、北朝鮮はパスをカットしたリハクがDFの裏にスルーパスを送る。これに反応したキムヒヨンが飛び出してきたGKの頭上を抜くループ気味のシュートが決まり、すぐに1点を返すも、そのまま試合は終了した。

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