概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4営業日続落、通貨レアル安の進行がブラジル株の足かせに

2024年2月15日 09:37

*09:37JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4営業日続落、通貨レアル安の進行がブラジル株の足かせに
【ブラジル】ボベスパ指数 127018.29 -0.79%
連休明けとなる14日のブラジル株式市場は4営業日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1007.41 ポイント安(-0.79%)の127018.29で引けた。日中の取引レンジは126662.85-128025.70となった。

小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。通貨レアル安の進行がブラジル株の足かせに。また、ボベスパ指数が過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が継続したもようだ。一方、指数の下値は限定的。欧州市場の上昇や米利下げ期待の再燃などが支援材料となった。

【ロシア】MOEX指数 3258.14 +0.11%
14日のロシア株式市場は4日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比3.54ポイント高(+0.11%)の3258.14ポイントで引けた。日中の取引レンジは3251.76-3267.88となった。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧州市場の上昇が好感され、ロシア市場にも買いが広がった。また、通貨ルーブル安の進行も輸出大手の物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で高値警戒感が強まったほか、政策金利が今週末に発表される予定となり、慎重ムードは強まった。

【インド】SENSEX指数 71822.83 +0.37%
14日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比267.64ポイント高(+0.37%)の71822.83、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同96.80ポイント高(+0.45%)の21840.05で取引を終えた。

売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。利下げ期待の高まりが好感された。1月の消費者物価指数(CPI)上昇率が3カ月ぶりの低水準を記録したことを受け、インド準備銀行(中央銀行)が利下げに踏み切るとの観測が広がっている。また、経済指標の改善なども引き続き支援材料となった。

【中国本土】休場《CS》

関連記事

最新記事