スプレー式タイヤチェーン、以外な実力と使い勝手の良さ もしもの時の備えに

2024年2月12日 16:26

 東京23区での積雪がニュースになったばかりだが、雪になれない地域では、クルマが右往左往することもある。こんな時に便利なのがタイヤチェーンやスタッドレスタイヤだが、普段雪が降らない地域では、滑り止め対策品の購入に至らないことも多い。そんな時に手軽に買えて使用も簡単な、スプレーチェーンが注目されている。

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 スプレーチェーンの存在を知らない人は多いかもしれない。だが最近登場したという商品ではなく、すでに1960年代にはシボレーなどでオプションとして用意されていたという。

 スプレー式チェーンについて少し解説すると、樹脂が原料の液体をタイヤのトレッド面に吹き付け、摩擦力を高めるというものだ。これにより凍結路でもノーマルタイヤよりグリップ性能が上がる。

 つまりスプレーチェーンをノーマルタイヤに吹き付ければ、目の前の道路に積雪があっても走行が可能となる。当然走行すれば道路との摩擦で吹き付けたスプレーが剥がれていくため、スプレー効果の持続距離には注意が必要だろう。

 とはいっても、緊急時において、雪道や凍結路からの脱出には使用できそうだ。例えばスタッドレスタイヤも万能ではないため、上り坂で停止すると、スタッドレスタイヤを履いていても滑って登れなくなる場合がある。そんな時にタイヤのトレッド面にサッとスプレーすれば、脱出可能となる。

 普段雪が降らない地域では、1年中ノーマルタイヤという人も多い。だが突然雪が降ると、ノーマルタイヤではまともに走れないことに、恐怖を感じたことだろう。そこでスプレーチェーンをサッと吹きかければ、一時しのぎとはいえ雪道を走行して短距離なら移動可能だ。

 スプレーチェーンは、積雪や凍結路の緊急時に、クルマの脱出のために役に立つ。特にチェーンを取り付けるのが苦手な人でも利用は容易だ。ただしスプレーは非常に粘着力があるため、手袋を用意しておいたほうが良いだろう。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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