丁寧なつもりが失礼になってしまう英語のフレーズ集 (5)

2024年1月31日 15:36

 学校の英語の授業では、文法は教わるものの、英語の細かいニュアンスまで学ぶことは少ないだろう。英語の授業で習ったフレーズをそのまま会話で使うと、誤解を招くこともありうる。このシリーズでは、そのようなフレーズを紹介している。

【前回は】丁寧なつもりが失礼になってしまう英語のフレーズ集 (4)

■Listen!

 日常会話ではよく使われるフレーズで、映画やドラマでも耳にするのではないだろうか。「聞いてくれ」という意味だが、自分の意見を述べるときのワンクッションとして用いられる。

 日常会話では特に問題はないが、会議などではこのフレーズはおすすめできない。このフレーズはイントネーションによっては「聞け!」というニュアンスになってしまう。

 相手の注目を引きたい場合は「I need your attention」などを使うのが良いだろう。

■Look!

 これもListenと同様に会話の中で相手の注目を引き付けたいときによく使われるフレーズだ。日本語に訳すと「いいかい!~」のような意味になる。

 ただしこれもListenと同様に会議やビジネスの場面等では注意が必要だ。Listenと同様に頭に入れておくようにしよう。

■be willing to

 be willing toは、学校の授業では「快く~する」と習っているのではないだろうか。このフレーズをこのまま使用するのは、おすすめできない。なぜなら多くの場合、このフレーズは「やってあげよう。その代わりに・・・」と交換条件を提示するときに使われるからだ。

 例えば「I’m willing to do it for you if you pay me for that(お金払ってくれるならやってあげよう)」のように be willing toを使うと「be willing to ~ if ~」とif(条件)が伴うことを想定させる。

 したがって「快く~する」と言いたいときは、「I’d be happy to ~」と言うのが無難だろう。

 ニュアンスを覚えるのは中々難しい。英語を使う機会が中々ないという人は、映画やドラマなどを活用すると良いだろう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

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