サワイグループHDが最高値を更新、事業ポートフォリオと資本政策の見直しを好感

2024年1月17日 10:03

■米国子会社(孫会社)の異動(株式等譲渡)も発表し注目集まる

 サワイグループHD(サワイグループホールディングス)<4887>(東証プライム)は1月17日、再び一段高となり、9%高の5922円(500円高)まで上げてホールディングスになって以降の最高値を更新し、その後も5900円前後で強い相場となっている。17日朝、「事業ポートフォリオと資本政策の見直し」と「米国子会社(孫会社)の異動(株式等譲渡)」を発表し、買いが強まっている。

 発表によると、「PBR(株価純資産倍率)は1倍程度まで回復してきているが、依然として、プライム市場平均を下回る状況」などとし、「資本コストと株主期待を踏まえた株主還元・配当方針の見直しにより資本収益性をさらに向上させることで、これまで以上に株主のご期待に応えられるような経営改善に取り組んで」いくとした。

 譲渡する米子会社はSawai America Holdings Incなどで、株式譲渡実行日は2024年3月末日(予定)。譲渡金額は、サワイグループHD持分の売買代金160百万米ドル(227億円:1米ドル142円で為替換算)及び所定の条件達成時には8百万米ドル(11億円)を受領す。また、別途40百万米ドル(57億円)価値相当を配当又は自己株式の取得により受領する予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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