NVIDIA、中国向けにパフォーマンスを絞ったRTX 4090 Dを発表
2024年1月5日 15:50
NVIDIA が米政府の輸出規制に準拠するため、中国市場向けに RTX 4090 のパフォーマンスを絞った「RTX 4090 D」を発表した(The Verge の記事、Neowin の記事、The Register の記事)。
RTX 4090 の CUDA コアが 16,384 コアなのに対し、RTX 4090 D の CUDA コアは 14,592 コア。アイドル電力は RTX 4090 と同じ 19 W だが、ビデオ再生時の電力は 1 W 多い 26 W、平均ゲーミング電力は 13 W 少ない 302 W、Total Graphics Power は 25 W 少ない 425 W、ベースクロックは0.05 GHz 高い 2.28 GHz となっている。NVIDIA が The Register に語ったところによると、Tensor コアも CUDA コアと同じ比率で削減されており、RTX 4090 の 512 コアから 456 コアになっているそうだ。
The Register は RTX 4090 D のパフォーマンス低下を 10.94% と述べているが、これはコア数の減少分から計算したもののようだ。NVIDIA は The Verge に対し、ゲーミングやクリエイティングで 5% 遅いと説明したとのことだ。