26日の中国本土市場概況:上海総合0.68%安で反落、造船関連が安い

2023年12月26日 17:13

*17:13JST 26日の中国本土市場概況:上海総合0.68%安で反落、造船関連が安い
26日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比19.93ポイント(0.68%)安の2898.88ポイントと反落した。


香港市場や欧米市場がクリスマス休暇で国内発の新規買い材料に乏しい中、投資家の慎重スタンスが強まる流れ。心理的節目の2900ポイントを小幅に割り込んで取引を終えた。引き続き中国経済の先行き不透明感がくすぶっている。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、造船関連の下げが目立つ。中船科技(600072/SH)が7.4%安、中船海洋与防務装備(600685/SH)が3.2%安、中国船舶工業(600150/SH)が0.4%安で引けた。


電子情報、電子部品関連も安い。中国軟件与技術服務(600536/SH)が4.7%、江蘇永鼎(600105/SH)が3.5%、人民網(603000/SH)が3.5%ずつ下落した。そのほか機械、電子情報、バイク、医療機器などを中心に幅広いセクターが売られている。


半面、前日に続き印刷包装は高い。上海龍ウン文創科技集団(603729/SH)がストップ高した。農薬・化学肥料、ガラス株なども買われている。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.31ポイント(0.14%)安の222.64ポイント、深センB株指数が3.48ポイント(0.33%)安の1053.76ポイントで終了した。

香港市場はクリスマスで休場。27日から取引を再開する。

亜州リサーチ(株)《CS》

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