京都の「BiVi二条」が全面改装へ、2025年春ごろにリニューアルオープン
2023年12月24日 11:40
京都市は、JR二条駅西口で営業している商業施設「BiVi(ビビ)二条」(京都市中京区西ノ京栂尾町)が、2024年秋から全面改装に入り、2025年春ごろにリニューアルオープンすることを明らかにした。運営に当たる大和ハウスグループの大和リースとの契約は2024年7月で満了となるが、契約を更新し、映画を中心に京都の文化を発信する機能を強化する。
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BiVi二条は、旧国鉄操車場跡の市有地約6,400平方メートルを京都市が大和リースに貸与し、2005年に開業した。施設は4階建て延べ約2万3,000平方メートル。1階に「大垣書店」、ステーキ食堂の「正義」など飲食、物販、サービスの約20店が入居。2階はゲームセンター、4階にシネマコンプレックスの「TOHOシネマズ」が入る。
京都市は大和リースと文化施設整備・運営事業に関する協定書を締結したうえで、年間9,300万円で25年間の事業用定期借地権設定契約を結ぶ計画。大和リースは2024年9月ごろから施設の大規模改修工事に入り、2025年春ごろのリニューアルオープンを目指す。これに伴い、BiVi二条は2024年7月ごろからTOHOシネマズを除く全店舗が休業する。
リニューアル後の店舗構成は明らかにされていないが、多くの撮影所を持ち、映画の街として知られた京都の歴史、文化を継承する施設として引き続きシネマコンプレックスを核店舗とする。
1、2階のリニューアルでは、地域の人や観光客らに京都のさまざまな文化を学び、体験してもらう文化交流ゾーン開設や、地元の商業者と連携した催事場を設置してにぎわい創出と地域振興の活動拠点とすることを検討している。市内の交通結節点であることを考慮し、飲食、物販、サービス店舗の充実も図る。(記事:高田泰・記事一覧を見る)