天然記念物オカヤドカリが事件の証拠品に 水族館で預かり中
2023年12月10日 18:48
国の天然記念物であるムラサキオカヤドカリ446個体が証拠品として藤沢北署に持ち込まれたという。同署では、文化財保護法違反事件として捜査中だという。署に持ち込まれたのはオカヤドカリの種類の一つ「ムラサキオカヤドカリ」。沖縄県などで生息し、その特徴は体が紫色であること。オカヤドカリは分布域からの移動が禁止されており、持ち込まれたものは許可なく移動された疑いが浮上しているという(朝日新聞、紀伊民報)。 署はこれらの個体を証拠品として押収し、神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館に預けているという。水族館は一部の個体を他の水族館に提供、現在は約160個体を飼育している。ただ預かった時点で一部は死んでしまっていたようだ。