岡山のゴルフコース跡再開発、第1弾として「カインズ岡山南店」開業
2023年12月7日 11:45
菓子メーカーのカバヤ食品など日本カバヤ・オハヨーホールディングスグループが、岡山市の「カバヤゴルフガーデン」ショートコース跡で進めている再開発で、第1弾として11月29日、ホームセンター大手のカインズが「カインズ岡山南店」(南区海岸通)を出店した。跡地は2025年3月までに商業施設や物流施設など計6棟が整備され、「カバヤガーデン」として再スタートを切る。
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カインズ岡山南店は、鉄骨平屋建て約1万平方メートル。4月に地鎮祭を行い、建設工事を進めていた。岡山県では津山市のカインズFC津山店に次ぐ2店目で、県南部への出店は初めて。当初はカバヤガーデンの近くにある天満屋ハピータウン岡南店に出店する計画もあったが、見送っていた。
カバヤガーデンは広さ約11万5,000平方メートル。カバヤゴルフガーデンのうち、ショートコース跡地を再開発しているもので、カインズのほか、ドラッグストアの「ザグザグ」、中古車ディーラーのIDOMが運営する中古車販売店が出店。中四国初となる日本通運、冷凍倉庫業大手・ヨコレイの物流倉庫、不動産業のベルデ企画が手掛ける賃貸用物流倉庫も整備する。
日本通運の倉庫は鉄骨3階建て延べ約2万5,000平方メートル、ヨコレイの倉庫は鉄筋コンクリート3階建て延べ約2万9,000平方メートル、ベルデ企画の倉庫は鉄骨平屋建て約8,000平方メートル。2024年夏から順次開業する予定で、カバヤ・オハヨーグループはカバヤガーデンを小売業だけでなく、岡山市を代表する物流拠点にしたい意向だ。
カバヤゴルフガーデンは、カバヤ食品の所有地を利用して1971年に開業した。ショートコースとゴルフ練習場があり、ショートコースはカバヤ食品の事業戦略見直しで閉鎖したが、ゴルフ練習場は営業を継続している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)