プラチナは水準切り上げへ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
2023年11月16日 17:11
*17:11JST プラチナは水準切り上げへ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『プラチナは水準切り上げへ』と述べています。
続けて、『14日に発表された10月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.2%上昇と、伸びは前月(3.7%上昇)から鈍化し、市場予想(3.3%上昇)を下回り、前月比では横ばいと、2022年7月以来1年3カ月ぶりの低水準となった』と伝え、『インフレ低下の進展を示唆する内容を受け、FRBによる利上げ局面が終了したとの見方が台頭。米長期金利が低下し、外国為替市場で対ユーロでのドル売りが活発化する中、プラチナは急反発し一時895.5ドルと節目の900ドルに接近した。終値は892.8ドル』と解説しています
次に、『ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC) によると、プラチナは2023年から2027年まで不足が続く見込みで、今年の不足は過去最大の31.3トンと予想されている。不足は数年にわたり、自動車触媒に使われるパラジウムの代替としてのプラチナの需要で、プラチナの地上在庫も縮小し、水素経済の発展が進む時代に、プラチナ市場は需給の引き締まりが強まると予想されている』と伝えています。
こうしたことから、陳さんは、『インフレ鈍化を受けてFRBが追加利上げを見送り、来年5月までに利下げに転じるとの観測が広がった。このため、インフレ低下基調が年内さらに強まり、ドルが一段安になると想定される。需給逼迫要因もあり、NYプラチナ相場は950~1000ドルのレンジを目指して上昇する可能性が強まろう』と考察しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月15日付「プラチナは水準切り上げへ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《CS》