中国製品に対する率直な印象 中国製EV車を信用できるか?

2023年11月12日 16:25

 何か欲しい物があった場合、どんな基準で選んでいるのだろうか?

【こちらも】EV車メーカーは何社生き残るか バイクメーカー乱立時代に似た現況

●ピアノを買う場合

 例えば、ピアノを習い始めた娘の為に購入を検討する場合、どんなメーカーが思い浮かぶだろうか?

 国産ピアノメーカーには、ヤマハ(YAMAHA)、カワイ(KAWAI)、ディアパソン(DIAPASON)、アポロ(APOLLO)、クロイツェル(Kreutzer)、アトラス(Atlas)などのブランドがある。

 失礼ながら、その方面の知識が無い筆者が思い浮かべたのは、ヤマハとカワイのみだ。

 金に糸目はつけないレベルの資産家で、豪邸に設置するからと、もっと高価なピアノを考えるなら、世界の御三家と称されるピアノメーカーのスタインウェイ&サンズ、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファー。

 現実問題として、現在ではピアノの世界シェアの1位と2位をヤマハと河合楽器が占めているから、この2社から選ぶだろう。そして、まかり間違っても、中国製を選ぼうとは夢にも思わないだろう。

●中国にもピアノメーカーはあった

 果たして中国にもピアノメーカーが存在するのか調べて見た。

 「中国には今では大小30以上のピアノメーカーがあり、しかも一流から五流くらいあるそうなので、高品質なのは上位メーカーだけの話かも知れない」とあった。

  ちなみにNo.1はパールリバー(国営)、No.2が杭州ヤマハ(民営)、No.3がハイルーン(民営)、但しこのNo.3のハイルーンは、ヨーロッパメーカーが委託生産している由。

 どうしても「中国製に拘った」としても、結局ヤマハに行き着く様だ。

●今欲しい物の中に中国製はあるか?

 ゴルフクラブが欲しい、高性能スピーカーが欲しい、スキー板が欲しい、スニーカー、スポーツ自転車、腕時計・・・等々、どんな品を思い浮かべても「中国製」で欲しい物なんて存在しない。

 遠い昔、文明の最先端であった頃の中国なら、硯や墨、陶磁器の類で欲しい物はあるが、昨今の歴史の浅い中国の製品では、粗悪で耐久性が無く、模倣品やレベルが低い物も少なくないからだ。

 まともな機能を備えた品を購入しようとすれば、中国製品なんて論外だろう。

 せいぜい、100均ショップに並んでいる使い捨ての品で、「急場しのぎで良いや」とか、「どうせすぐ壊れる覚悟で」購入する程度である。

●途上国の製品でも品質は向上している

 最近は、一時と較べると衣料品の類は、中国製品の比率が下がって、ベトナムやミヤンマー、バングラデシュ等が増えて来た。

 衣料品の類なら命に関わらないが、例えばモバイルバッテリーとかであっても、発火事故等が考えられるので、最悪の場合には命に関わる。

 まして命を預ける「自動車」はどうか。そんな中国製のEV車なんぞに、まともな製品があるだろうか?

 技術の蓄積も無く、倫理観に乏しい国に、高度に工業技術を集約した「自動車」が造れる筈は無い。

 「自動車未満」の「EV車」であっても、「適当に見繕ったモーターと車載電池を組み合わせただけ」の「中国製EV車」が、世界を席捲するなんて、夢のまた夢だ。

●JAPAN MOBILITY SHOW 2023

 10/28~11/5に開催の「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」に関するコメントに、「EV車礼賛」と「日本車の出遅れ」を喧伝し、中国車には「車載バッテリーの価格に優位性がある」とする一部評論家がいる。

 しかしこれは、「環境汚染」や「人権を無視した作業環境」が、世界基準から逸脱している結果、「安価」に製造が可能なだけだ。まともに生産すれば「価格競争力」は消滅する。

●中国製EV車の将来

 既に中国では「EV車の墓場」といった画像がネット上に溢れている。

 元はといえば、内燃機関を搭載した「自動車」技術では、未来永劫、日本はもとより欧米や、一部のノックダウン生産等の経験を積んだ途上国にも劣る為、「土俵とルールを変える」事で、何とかしようと考えた。

 その場合、一党独裁の国家にとっては、強権発動で何とでも出来るから都合が良い。

●愚かなヨーロッパの選択

 こんな事情での「EV車推し」にも拘わらず、ディーゼル車の排ガス偽装に代表される欧州メーカーが、自国の電力事情も考えず、日本のハイブリッドに対抗して、中国のEV車転換の尻馬に乗った。

 しかし今や、欧州メーカーにも過度なEV車シフトに対する反省が拡がっている。彼等は、参考写真の様に、地道に技術開発を推進して来た日本から学ぶべきだろう。

●最後に極論~EV車を禁止にしたら

 リチウムイオン電池の性能を左右する「負極材」の材料として不可欠なグラファイトを、中国に依存してきた。

 グラファイトは中国が世界生産の65%を占め、リチウムイオン電池向け負極材市場は80%が中国だ。

 中国は輸出規制でEV車の主導権を握ろうと企んでいる。

 しかし客観的に見て、その車が「生産されて、何年か稼動し、廃車となって廃棄処分される」までのライフサイクルでは、EV車は必ずしも環境に良くない事は、周知の事実である。

 そこで試しに、米国内でのEV車を規制すれば良い。脱EV車として、従来型内燃機関搭載車やクリーンディーゼルエンジン車のさらなる改善、ハイブリッド搭載車の拡大、そして燃料電池車や、水素エンジン車の普及促進を図れば良い。

 足りない技術は、日本に援助を求めれば良いだけの事だ。

 そうすれば、EV車生産に関する素材の供給制限を通じての支配を目論む、中国の思惑は外れるだろう。(記事:沢ハジメ・記事一覧を見る

関連記事

最新記事